きれいに磨かれた廊下。
安心して身をゆだねられる空間。
空調から心地よく流れる風。
私たちは、そんな整った環境の中で、仕事をしたり、何気ない日常を過ごしたりしています。
でも、それは誰かが手をかけ、考え、動いているからこそ成り立っているもの。
掃除をして、建物をきれいにする人。
建物の中を巡回して、もしものために備える人。
空調や水回りの設備を点検して、環境を整える人。
「快適さ」も「安心」も、目には見えにくいけれど、その背景には、今日も静かに働く人たちがいます。
長野市にある「株式会社サニウェイ」で働く人たちは、それぞれの現場で“誰かの快適と安心を支える仕事”をしています。
今回募集するのは、清掃スタッフ、警備スタッフ、そして設備管理スタッフの3職種です。
この仕事に向いているかどうか、最初は分からなくても大丈夫。目の前のことにコツコツと取り組める人なら、きっとここで“誇れる役割”を見つけていけるはずです。

1959年に創業したサニウェイ。はじまりは、建物の清掃からでした。
そこから、設備管理や保安業務、衛生管理、サービス業務へも領域を広げ、今では“総合ビルメンテナンス”の専門企業として、地域の快適と安心を支えています。
その歩みの先にあったのが、「快適をシステムで追求する」という一つの理念です。
ただ作業をこなすのではなく、どうすればこの場所がもっと心地よくなるのか、どうすればここで働く人や訪れる人が安心して過ごせるのかを、ずっと考え続けてきました。
建物ごとの使われ方や人の流れを丁寧に調べて、一つひとつの現場に合った作業工程を組み立てる。定期的にお客様と顔を合わせて意見を交わし、少しずつ改善を積み重ねていく。
現場で作業を担うスタッフには、マニュアルや研修を通じて学びを深めてもらい、どの現場でも同じ品質を保てるようにしています。
見えないところにこそ、手を抜かず。小さな変化に気づき、誠実に向き合う。
それが、サニウェイの仕事の姿勢です。

取材に訪れたのは、よく晴れた日のこと。日差しが強く、風もなく、季節の境目を飛び越えたような暑さでした。
本社でまず出迎えてくれたのは、採用担当の渡辺さん。
取締役という肩書きを聞いて、少し緊張していたのですが、その気持ちはすぐに和らぎました。
「暑い中ありがとうございます。中へどうぞ」
そう言って笑顔で迎えてくださった渡辺さんは、とても気さくで、どんな質問にも丁寧に答えてくれる方。サニウェイが大切にしている“人との関係”が少し見えたような気がします。
この日は、本社で2名、別のビルで1名、計3名の方にお話を伺うことに。
最初にお話を伺ったのは、2022年に中途入社した日常プロジェクト所属の高橋さん。
「部署名からだと仕事が想像しにくいかもしれませんが、私たちの役割は、清掃現場で働く常駐スタッフが安心してお休みできるように、代わりに現場へ入ることなんです」
そう話してくれた高橋さんの姿には、どこか頼もしさと誇りが感じられました。

前職は、営業事務の仕事をしていたという高橋さん。
ある日、自分が勤務していたオフィスで、清掃スタッフの方の働く様子を見て、ふと“こういう仕事もいいな”と感じたそう。
「きっかけは本当に小さなものでした。でも、毎日少しずつ積み重ねていくような仕事って、私に合っているかもしれないって思ったんです」
そして、転職活動をする中で偶然出会ったのが、サニウェイの求人でした。テレビCMでも名前を聞いたことがあり、ここなら安心だなと感じたことが、入社の決め手だったといいます。
入社後は、まず社内研修からスタート。道具の使い方や基本的な作業手順を学び、その後は先輩と一緒に現場で経験を積んでいきました。
「1つの現場で約2ヶ月間、じっくり学びました。その後、少しずつ他の現場にも入って。3ヶ月くらい経った頃には、全体の流れが掴めるようになったと思います」
とはいえ、使用する道具や清掃手順、配慮するべき時間帯などは建物によってまったく違います。
「この時間帯は人がいるから、ここは後にしてくださいとか、建物ごとにルールがあるんです。掃除の順番も道具も違うので、常駐スタッフの方にきちんと確認してから作業に入るようにしています」
自分だけで判断せず、元の状態を変えないように気を配る。
そうした高橋さんの繊細な仕事ぶりは、“代わりに入る”という立場だからこそなのだろうと思いました。

そんな日々の中で、高橋さんがやりがいを感じるのは、汚れていた場所がきれいになったときと、ふと届く「ありがとう」の言葉。
「毎回ではないんですが、お客様や常駐スタッフから“ありがとう”って言っていただけると嬉しいですね。気持ちよく過ごせる環境を整えることが、ちゃんと誰かの役に立っていて、きちんと代わりを務められたんだなって思います」
もうひとつ、高橋さんが面白いと感じているのが、現場ごとの空気や雰囲気。
「活気があったり、静かだったり。建物によって雰囲気が全然違うんです。汚れやすい場所は意外と共通しているんだけれど、設備の配置によって作業手順が変わる。そういった建物ならではのクセを読み解いて対応していくのも、日常プロジェクトの仕事の醍醐味ですね」
ちなみに、掃除の技術や段取りの力は、日常生活にも役立っているそう。
「この仕事をしてから、自分の家が前よりきれいになりました(笑)。何をどこから始めれば効率がいいかっていうのが、自然とわかるようになるので、生活にもいい影響を与えてくれています」
最後に、一緒に働きたい人物像と、これから入社を考えている方へのメッセージを伺いました。
「清掃は一人で行う作業でも、実際はチームで成り立っている仕事です。コツコツやるのが得意な方や、チームワークを大切にできる方なら、きっと長く続けられると思います」
「目立つ仕事ではないけれど、人の役に立つ仕事です。誰かがやらないと、どんどん汚れていく。だからこそ、やる意味があると思っています。ロボット化が進んでも、人じゃないとできない部分は残るはず。一緒に、いろんな場所をピカピカにしましょう」

続いてお話を伺ったのは、警備保安課で係長を務める町田さん。
町田さんがサニウェイに入社したのは2018年。それまでは、自動車関係のプリント基板を設計する仕事をしていたそうです。
「昼間の時間は転職活動に充てたかったので、夜勤の仕事を探していたんです。そのときに見つけたのが、サニウェイの警備の仕事でした」
未経験ながら飛び込んだ世界。新任警備員教育を受けたのち、最初の5年間は常駐警備を担当したという。
「本当に右も左も分からなくて、最初は戸惑うことばかりでした。でも、先輩たちがとても丁寧に教えてくれたので、一つずつ覚えていけたんです」
実際に現場に立って体を動かしながら、少しずつ経験を重ねていくうちに、警備という仕事そのものにやりがいを感じるようになっていったといいます。
その後、さらなるキャリアを積みたいと考え、社内で異動を希望。本社の警備保安課へと移りました。
「警備員指導教育責任者(1号業務)や施設警備業務2級といった国家資格も取得し、今年の4月から係長を任せていただいています。現場での経験があるからこそ、今も現場の声を理解できると思うんです。自分がかつて教わってきたように、後輩警備員の育成や現場のマネジメントに取り組んでいます」

そんな町田さんの中で、特に印象に残っているのが、博物館の新規立ち上げに関わったときのこと。
「警備計画書の作成から人員の確保、初期のトラブル対応まで携わったので、本当に大変でした。それに、年齢や経験が自分より上の警備員も多くて。未経験の方には丁寧に教えつつ、ベテランの方にはそれぞれに合った指導の仕方を考えて。現場全体をまとめる難しさを痛感しましたね」
一人ひとりの個性や経験を尊重しながら、どうやってチームとして機能させるか。町田さんがリーダーとして大切にしているのは、日頃のコミュニケーションだといいます。
「現場の警備員としっかり話すようにしています。意見を聞いて、必要なことはきちんと業務に反映していく。それが信頼につながると思うんです」
やりがいについて尋ねると、迷いなくこんな答えが返ってきました。
「人や建物の安全を守ることで、みんなが安心していつもの生活を送れることに貢献できる。それってすごく意味のある仕事だと思うんです。それから、自分が指導した警備員が成長して、責任を持って仕事に取り組んでいる姿を見たとき。その成長を支えられたことが、本当に嬉しくて、この仕事を続けてきてよかったなって実感します」
また、警備の仕事には、少し不思議な魅力もあると町田さんは話します。
「まだ誰も入れない新築の建物に入ることもあるんです。中を歩いて構造を把握して、出入り口や非常口の位置を確認する。その建物を“知り尽くす”という感覚は、ちょっと面白いですよ」
一般の人が知らない部分まで目を配り、そこで起こりうるリスクを先回りして考える。まさに“縁の下のプロフェッショナル”という言葉がぴったりの仕事。
町田さんが、これから一緒に働きたいと思うのは、どんな人なのでしょうか。
「挨拶ができること。それだけでも、すごく大事な資質です。あとは、責任感がある方、臨機応変に対応できる方。そういう姿勢が、最終的にお客様の満足につながると思います」
また、サニウェイの良さについても、こんなふうに話してくれました。
「上司や他部署の人とも気軽に話せて、すごく相談しやすい職場です。有給休暇も取りやすくて、働きやすいですね。ちなみに社長とは、サウナっていう共通の趣味があって、よくその話で盛り上がってます(笑)」
今後は、関東地区の現場で行われている2号業務(交通・駐車場警備)にも対応できるよう、「警備員指導教育責任者(2号)」の資格取得を目指しているとのこと。
「1号の施設警備でも1級を取りたいし、現場の声をもっと汲み上げて、働きやすい環境づくりや定着支援にも取り組んでいきたいですね」
最後に、これから入社される方へのメッセージをいただきました。
「私も未経験からのスタートでした。でも、先輩たちが親身になって教えてくれて、安心して学ぶことができました。警備の仕事は、事件や事故を未然に防いで、人々の“当たり前の日常”を守る大事な仕事です。私たちと一緒に、社会の安心と安全を支えていきましょう」
落ち着いた口調で、一つひとつの質問に丁寧に答えてくれる町田さん。その言葉の端々には、「人の安全を守ること」への誇りと責任感がにじんでいました。

最後にお話を伺ったのは、長野表参道ビルで統括主任を務める岡村さん。
「前職は、総合建設業で現場代理人をしていました。建物に携わっていながら、設備のことは知らないことばかりだなと思って。それから興味を持つようになり、退職後にポリテクセンター長野のビル設備サービス科で職業訓練を受講しました」
そのときに、紹介されたのがサニウェイだったそうです。
「設備の仕事ができる会社を探していたので、ここだと思いましたね。面接のときの雰囲気もよくて、安心して飛び込めました」
入社後、最初に配属になったのは、官公庁の設備係。日々の点検業務を通して、作業内容や手順を先輩から学んでいったといいます。
「季節によってやることも変わってくるので、1年を通して流れを理解する必要があって。本当の意味で独り立ちできたなと思えたのは、3年目くらいでした」
分からないことがあっても、すぐに先輩に相談できる。そんな環境があったからこそ、未経験からでも無理なく成長できたと岡村さんは話します。
今では設備点検をしながら、トラブル対応やお客様からの相談にも対応できるようになったそうです。

岡村さんの一日は、月間作業予定に沿って設備点検を行うことから始まります。
空調や電気、給排水といったインフラを確認しながら、現場ではさまざまな突然の出来事にも対応。
たとえば、蛍光灯の交換や駐車券の紛失対応など。一見些細に思えることでも、お客様にとっては大きなストレスになることがあります。
だからこそ、すばやく、丁寧に、安心してもらえるような対応を心がけているんだとか。
「今でも、経験したことのないトラブルに出くわすことがあって。でも、そういったときは上司や職場の仲間に相談しながら、どうすればいいか考えて動いています。迷うことがあっても、ひとりで抱え込まない。この仕事ではそれが重要ですね」
そして、2024年1月1日、能登半島地震が起きたときのことは、今も強く印象に残っているといいます。
「ちょうど地下の監視室で勤務していて、かなり揺れたんです。設備にも多少影響がありました。でもそのとき、すぐに上司や他のスタッフから“大丈夫か?”と連絡があって。本当に心強かったです」
建物の安心を守る人にも、ちゃんと“支えてくれる人”がいる。それを改めて実感できた出来事だったそうです。

仕事のやりがいについて尋ねると、こんなふうに教えてくれました。
「やっぱり、難しい修理をやりきったときですかね。時間がかかっても直すことができると、自信になります。あとは、建物を使っているお客様が、普段通りに過ごしている姿を見ると、良かったなって」
設備の仕事は、問題が起きないことが“当たり前”とされる世界。だからこそ、何も言われないことが“信頼”の証でもあります。
そんな岡村さんが仕事で大切にしているのは、責任感とコミュニケーション。
「一人ではできない仕事なので、職場のメンバーと意見を交わしながら、それぞれの得意分野を活かして、チームでやっていけたらと思っています。私たちは設備を管理する仕事ですが、相手は“人”ですから。お客様にも気持ちのいい挨拶ができて、話をしっかり聞ける人だと、現場も自然とうまく回っていきます」
今後の目標は、「ビル管理士」の資格を取ることだという岡村さん。
この資格を取得すると、ビル管理のプロとして名前を出せるようになり、資格手当もつくそうです。
「お客様により満足してもらえるビルをつくるために、自分のスキルも上げていきたい。チームで力を合わせながら、より良い建物環境をつくっていきたいです」
最後に、これから入社する方へのメッセージをいただきました。
「当社は、有給休暇も取りやすく、ちゃんと休んでリフレッシュできるから、また頑張ろうって思える環境です。わからないことがあっても、頼れる先輩がたくさんいるので、何でも相談できますよ」
「社会の役に立ちたい、自分の力を発揮したいという気持ちがあれば、きっと続けられます。一緒に、お客様に“笑顔”を届けられるような仕事をしていきましょう」

最初から自信がある人なんて、いないのかもしれません。
でも、現場に立って、誰かの助けになったと実感したとき。
「自分にもできることがある」と、少しずつ感じていける。
今日も、誰かの「ありがとう」が胸に残る。
見えないところから支える仕事が、ちゃんと誰かのためになっていると分かる。
それが、サニウェイの仕事です。
掃除を通して、心地よさを届ける。
警備を通して、静かな時間を守る。
設備を通して、当たり前の日常を支える。
誰かに頼られる喜びを、
自分の力で積み上げていきたい。
そう思ったなら、きっとここは、いい場所になると思います。
株式会社サニウェイ
募集職種
(1)本社清掃部門担当者(日常・定期)
(2)日常清掃スタッフ
(3)警備スタッフ
(4)設備管理スタッフ
(5)貯水槽管理スタッフ
雇用形態
正社員(定年満60歳)
※(3)のみパート(上限年齢70歳)
給与
(1)月給28万830円~30万6,360円
(2)日給8,280円
(3)時給998円~1,070円
(4)月給22万円以上
(5)月給25万円以上
※いずれも経験・資格・スキル等を考慮の上、決定します。
昇給
年1回
賞与
年2回
待遇・福利厚生
社会保険完備
通勤手当(上限1万5,000円)
家族手当
現場兼務手当
役職手当
時間外手当
仮眠手当 ※(3)
財形貯蓄制度
退職金制度
損害保険
レクリエーション
教育研修制度
資格取得支援制度
制服貸与
勤務地
本社/長野県長野市アークス1-18
※マイカー通勤OK(駐車場完備)
※(3)は長野市内の放送局の宿直勤務
勤務時間
(1)(4)(5)8:30~17:30
(2)8:00~17:00
※休憩60分
※残業月平均20時間
(3)1ヶ月単位の変形労働時間制
例/21:00~5:00、21:00~7:00、21:00~8:00または8:00~21:00の間で11時間程度
17:30~8:00の15時間
休日休暇
年間休日107日
(1)週休2日制(土・日)
※祝日のある週は土曜出勤になることがあります
(2)(3)(4)(5)週休2日制(シフト制)
慶弔休暇
有給休暇(10日~)
産休育休
介護休業
看護休暇
仕事内容
(1)本社清掃部門担当者
担当する現場の職員の教育・指導、募集・採用・勤怠管理、工程・品質管理ほか
(2)日常清掃スタッフ
建物の玄関・階段・廊下・トイレなどの一般清掃、掃き掃除、モップ掛け、掃除機掛け、くずかごの片付け、
清掃作業を行う部門の担当者として統括・運営ほか
(3)警備スタッフ
出入管理、館内外の巡回、火災警報発報時の現場確認及び通報、迷惑行為者への注意、指導、退去要請ほか
(4)設備管理スタッフ
空調(冷暖房)・給排水・電気・エレベータ・防火防災設備などの検針や監視および点検・整備ほか
(5)貯水槽管理スタッフ
受水槽・高架水槽などの貯水槽の定期清掃、清掃前後の水質チェック、点検記録の作成補助ほか
いずれも入社後研修や先輩社員によるOJTでイチから丁寧にレクチャーします。
応募条件
普通自動車免許(AT限定可)
基本的なPCスキル
(3)18歳以上(警備業法第14条※18歳未満の警備業務勤務)
(1)(4)(5)高卒以上
(4)(5)2級ボイラー技士または第二種電気工事士
【歓迎する経験や資格】
建築物環境衛生管理技術者、ビルクリーニング技能士、消防設備士、ビル管理士をお持ちの方は歓迎
求める人物像
コツコツと取り組める方
挨拶ができる方
細やかな気配りができる方
人とのコミュニケーションが好きな方
チームワークを大切にできる方
フットワークの軽い方
募集期間
2025年7月17日~
※募集人数に達した時点で終了とさせていただきます
採用予定人数
各職種若干名
採用プロセス
ご応募・お問い合わせ
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書類選考
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面接(2回/パートは1回)・適性検査
↓
内定
※試用期間6ヶ月/パートは3ヶ月
https://sunniway.co.jp/
<企業情報・問い合わせ>
〒380-0918
長野県長野市アークス1-18
026-227-3344
採用担当:渡辺宛