まったく異なる世界からバス運転士へ。ハンドルを握ることを選んだ先に、見えてきたもの。|共和観光バス株式会社

長野市に貸切バスを展開する共和観光バスが、バス運転士を募集しています。

観光や団体送迎、冠婚葬祭など、さまざまな場面でお客様の移動を支える仕事です。

今回お話を伺ったのは、自衛官と警察官からバス運転士に転職した二人。

まったく異なる世界から、ハンドルを握ることを選んだ理由を聞きました。

目次

長野県|バス運転士|信州を舞台に、人の想いを運ぶ仕事

インタビュー:代表取締役・飯田さん

長野県長野市で、観光や送迎を中心に貸切バス事業を展開する共和観光バス。
1980年にレンタカーや旅行業からはじまり、1996年に貸切バスの認可を取得しました。

東日本大震災やコロナ禍といった大きな出来事を乗り越えながらも、地域の足としての役割を止めることなく走り続けてきた会社です。

「バスの仕事というと運転のイメージが強いかもしれませんが、実際はサービス業に近い仕事だと思っています」

そう話すのは、代表取締役社長の飯田光治さん。

「安全に運ぶことはもちろん、限られた時間の中でお客様に安心して過ごしてもらうこと。そのための気遣いやコミュニケーションも、この仕事の大切な役割です」

貸切バス事業者安全性評価制度では、2024年に最高ランクの三つ星を取得。
長野県内70〜80社の中で三つ星を持つのは約20社ほど。共和観光バスでは、長野県プロドライバーコンテストも受賞しています。

「星の取得は、最終的には点数で決まります。ただ、その裏には日々の取り組みの積み重ねがあるんです」

点検体制や教育、運行管理——そうした”当たり前”をどれだけ徹底できているかが評価される。安全に関わるところには一番力を入れている、というのが会社としての一貫した姿勢です。

「今、次の申請も出しているところです。昨年度には制度が見直され、より上位のランクも新設されました。その上を目指していきたいですね」

評価の先にあるのは、”より安心して任せてもらえる会社”であること。その挑戦は、これからも続いていきます。

共和観光バスが保有する車両は、ハイエースのような小型バスから60人乗りの大型バスまで幅広く、長野県内でもこれだけの車種を揃えている会社は珍しいそう。

「うちは、バスの種類がかなり多いんですよ。長野県内でもここまでバスの種類があるところはないんじゃないかな」

「いろんな車種を経験できるというのも、うちの特徴だと思います」

状況やお客様に応じて最適な一台を選ぶ。その経験の積み重ねが、運転士としての幅を広げていきます。

また、長野市と千曲市をホームタウンとする「信州ブレイブウォリアーズ」のロイヤルパートナーとして、Bリーグ発足以前から地域スポーツの発展にも関わってきました。

「まだ今ほど知られていなかった頃からですね。地域の新しい取り組みやスポーツを応援したいという思いで、ずっと続けています」

目の前の事業だけでなく、地域のこれからにも向き合う姿勢が、会社のあり方を表しているように感じます。

転職者を積極的に受け入れてきた会社でもあります。警察官、自衛官、タクシードライバー——前職はさまざまで、飯田社長自身もシステムエンジニアからの転職組です。

大型二種免許の取得は会社の資格取得支援制度を利用しながら、
普通自動車免許があれば、ゼロからスタートできます。

「40歳でも、うちでは若い方ですよ」

40代後半から入社して活躍している運転士もいる。「手に職をつけたい」「これをラストの転職にしたい」、そんな思いで門を叩く人を、会社として歓迎しています。

「長く安定して働ける環境をつくること。それが一番大事だと思っています」

定着率は90%以上を7〜8年維持しています。飯田社長が続く理由として真っ先に挙げるのは、制度よりも先に、人間関係のよさでした。

「やっぱり人間関係が良いことが、一番続く理由になるんじゃないですかね」

食事面でのサポートとして「チケットレストラン制度」も導入しています。コンビニや飲食店で使える食事補助制度です。

「不規則な勤務も多いので、できるだけ栄養あるものを食べてほしい。物価も上がっていますし、少しでも社員の負担を減らせればと思って導入しました」

食事をきちんと取れる環境を整えること。それもまた、長く働き続けてもらうための、会社としての考え方のひとつです。

インタビュー:バス運転士・勝山さん(入社2年目)

ここでお話を伺ったのは、2025年1月に入社した勝山さん。18歳で自衛隊に入って以来、ずっとその世界で生きてきました。

自衛隊という組織の中で働き続ける中で、将来のことを考えたときに、いつしか「自分の手で何かをつくりたい」という思いが芽生えていったといいます。その気持ちが向かっていたのが、農業でした。

「農業をやりたかったんです。でも土地もお金の準備も何もない。どこから始めればいいのか、具体的なイメージが持てませんでした」

まず生活の基盤をつくること。そう考えたとき、別のバス会社で働く叔父から「バスはどうだ」と言われたことが、ひとつのきっかけになりました。

「手に職をつけながら、農業への夢も諦めない。」

大型二種免許を取得し、家から近いこともあって、共和観光バスへ直接電話。面接で飯田社長から話を聞き、未経験からスタートしている社員がいること、自分のペースで長く続けていける環境があることを知りました。

「ここでなら、農業をやりながらでも長く続けていけそうだと感じたことが、共和観光バスに決めた理由です」

最初は契約社員として働きながら農業も、と考えていた時期もありました。ただ、改めて自分の状況を見つめたとき、農業の経験はゼロ。どちらも中途半端になるより、まずバス運転士としてしっかり力をつけることを選び、正社員として腰を据えました。

バス運転士として働きながら、農業への夢を育てていく。その道筋は、少しずつ形になり始めています。

入社後は、まず座学で基礎を学ぶところからスタート。その後、先輩が隣に乗り、実際の道路を走りながら覚えていく同乗研修へ。

最初の約一カ月は二人体制で運行し、二カ月目から少しずつ一人での業務が始まったそう。

「マイクロバスや小型バスからスタートし、段階を踏みながら、並行して大型にも乗っていく、という流れです。先輩が隣にいてくれるので安心でした。わからないことはその場で聞けるし、危ないポイントも教えてもらえる。一人になるのが早すぎる、ということもなかったですね」

独り立ちした勝山さんの最初の乗務先として記憶に残っているのは、白馬。しかも、いきなり雪道でした。

「チェーンを巻いて走って、着いたらバスの扉が開かなくなって、お客様は外国人で。言葉も通じない中、携帯の翻訳アプリを使いながら対応したのを覚えています。独り立ちした初乗務で、いろんなことが起きました(笑)」

このときに、バス運転士という仕事の難しさを感じたという勝山さん。中でも、不安だったのは”車両の大きさ”だったという。

全長12メートルの大型バス。人を乗せて走る以上、ぶつけてしまうわけにはいかない。加えて、羽田、成田、東京など、長野から離れた場所への運行も多くあります。

「最初は道を覚えるのが大変でした。駐車場の位置もわからないし、どこが危ないのかもわからない。それでも、一年くらい経って同じコースに行くと、『ここは気をつけたほうがいいな』っていうのが見えてくるんです。少し余裕が出てきた気がします」

バスの運転経験もなければ、走る道のことも分からない状態からのスタートだった。それでも今では、知らない場所へ一人で向かうことができる。

未経験からのスタートに不安な方に対して、勝山さんはこう話します。

「正直、自分も最初は難しいかなと思っていました。でも、最初の1ヶ月は必ず先輩が隣に乗ってくれますし、危ないポイントも全部教えてくれる。いきなり一人にされることはありませんし、いきなり大型バスに乗っていうこともないので、安心してくださいね」

この仕事のやりがいについて尋ねると、勝山さんはこう答えてくれました。

「自分でルートを調べて、まったく知らない場所に無事にたどり着けたときですかね。あの瞬間は、やっぱり達成感があります」

誰かに決められた道をなぞるのではなく、自分で考え、判断して、目的地まで運ぶ。その経験が、少しずつ自信になっていくのかもしれません。

続いて、印象に残っている出来事についても聞いてみました。

「家族旅行の運行で、おじいちゃんが足腰が弱くて、ずっとバスの中にいることが多かったんです。一緒にご飯を食べて、だんだん距離も近くなって。家族の一員みたいに接してもらえたのが、すごく嬉しかったですね」

人を運ぶ仕事でありながら、その中で生まれる関係性は、とてもあたたかいものです。

「前職と比べると、心身ともに負担は軽くなり、余裕が生まれました。希望休も取りやすくて、休みの日は自分や家族との時間を過ごせるようになりましたね。収入は下がりましたが、それ以上に得たものの方が大きいと感じています」

勝山さんにとって、収入という条件だけでは測れない、自分で選んだことへの納得感がそこにありました。

「今もたまに前職の同僚に会うことがあるんですけど、毎回勧めるんですよ。バス乗った方がいいよって。それだけ、ここでの働き方に満足しています」

最後に、この仕事に向いているのはどんな人なのか聞いてみました。

「優しい人じゃないですかね。バスにはいろんな方が乗るので、自然と気遣いができる人が向いていると思います。バスの運転士さんって、誰に対しても平等に優しいイメージがあるじゃないですか。そういう人が合っていると思います」

インタビュー:バス運転士・中村さん(入社3年目)

同じように、まったく異なる世界からこの仕事にたどり着いたもう一人。2023年9月に入社した中村さんは、どのような思いでハンドルを握っているのでしょうか。

「前職は埼玉県警の警察官です。スキーが趣味で、シーズン中は埼玉から長野まで足を運んでいました。ただ、仕事では、朝7時半に出勤して、帰宅は夜10時半になることも珍しくなかったので、休みはあっても、片道2〜3時間かけて遠征できるほどの体力が残っていない日も多くて」

スキーに没頭したい。そして、通い続けた長野で暮らしたい。その2つの思いが重なったとき、転職を決意したといいます。

「長野で仕事を探すなら、もともと運転は好きだったので、運転に関わる仕事がいいと思っていました。求人サイトを見ていたら共和観光バスが出てきて、家から近いこともありましたが、面接で話をしたときに、ここなら趣味のスキーと仕事を両立できると感じたことが決め手になりました」

転職してから、生活は大きく変わりました。

「以前は埼玉から何時間もかけて通っていたのが、今は長野に住んでいるので、休みの日にふらっと行けるようになりました。滑れる日数も倍近くに増えて、スキーが生活の一部になった感覚があります」

もともと運転には慣れていたこともあり、雪道での運転にも抵抗はなかったといいます。

大型二種免許は、入社後に取得。普通自動車免許に加えて約10時間、合宿期間はおよそ20日。費用は会社の資格取得支援制度を利用し、合宿期間中も勤務扱いで手当も支給されたそう。

「最初にぶつかったのは”道”でした。大型バスって、道を間違えたときに簡単に戻れないんです。事故で通行止めになっていたり、迂回路に入ったら車幅的に通れなかったり。その場での判断が求められる場面が多々あります」

そこで頼りになったのが、先輩の存在。Googleマップのストリートビューで事前に確認し、気になることは、必ず先輩に相談する。

「先輩に一個聞くと、五個くらい教えてくれるんですよね。狭く見えても通れるとか、ここは気をつけた方がいいとか」

経験に裏打ちされた言葉は、何よりの安心材料になったそうです。

「みんな話しやすいですよ。話し出すと止まらない人が多くて(笑)。喋るのが好きな方が多いのかな。面倒見もいいので、わからないことは何でも聞きやすい雰囲気があります」

2年目に入る頃には、少しずつ変化があったという中村さん。

「去年もここに来たな、っていう感覚が出てきて、余裕が出てくると、別の道も行ってみようかなと思えるようになりました。日々の運転の中で、頭の中の地図が少しずつ更新されていく。そんな感覚です」

この仕事の魅力について尋ねると、中村さんはこう答えてくれました。

「行き先が毎回違うので、景色を見るのが気分転換になりますね。東京や大阪、京都など、長野を起点に日本各地を走るので面白いですよ。あとは仕事の合間の過ごし方も、自由度が高いです。お客様と一緒に観光地を回ることもあれば、バスの中でゆっくり休むこともあって、自分なりのリズムで過ごせます」

中村さんの印象に残っている仕事のひとつは、入社して間もない頃に担当した葬儀の送迎。

「観光とはまったく違う場面でしたが、こういう大切なときにも役に立てる仕事なんだなと思いましたね」

楽しい時間だけでなく、誰かの大切な節目にも寄り添う存在になれる仕事なのだと実感したという。

どんな人が向いているか聞いてみると、中村さんはこう話してくれました。

「運転が苦にならなければ、まず大丈夫だと思います。ただ、毎日決まった時間に帰りたい人には少し難しいかもしれません。逆に、毎日同じことの繰り返しが苦手な人や、変化を求める人には向いていると思いますよ」

最後に、転職を考えている方へのメッセージをいただきました。

「前職と比べて、今の方が”自分の人生をちゃんと生きている感覚”があります。休みをしっかり取れるようになり、スキーの予定も立てやすくなった。収入は下がりましたが、それ以上に得たものの方が大きいと感じています」

中村さんにとって、長野での暮らしとスキーに没頭できる日々は、収入という軸だけでは測れない価値がありました。

「やらない後悔より、やる後悔の方が納得できるはずです。あのとき転職しておけばよかったと後悔するのなら、挑戦してみた方がいいんじゃないかと思います」

二人の話に共通していたのは、自分で選んだ道を進んでいるという実感でした。

勝山さんは、農業への夢を手放さずにバス運転士として基盤をつくっている。中村さんは、長野での暮らしとスキーを手に入れ、自分の人生をちゃんと生きている感覚があると言う。

転職の理由も、歩んできた道も違う。それでも二人の話を聞いていると、自分で選んだことへの納得感がしっかりと伝わってきます。

バス運転士という仕事は、毎日同じようでいて、同じ日はありません。
違う景色を見て、違う人を乗せて、違う道を走る。
その変化が、やがて仕事のおもしろさに変わっていく。

二人はそれぞれ、収入という条件だけでは測れない部分に価値を見出して、ハンドルを握ることを選びました。

共和観光バスでは、未経験からでも段階を踏んで学べる研修体制と、何でも気軽に聞ける先輩たちの存在があります。

大型二種免許は、普通自動車免許があれば資格取得支援制度を利用して取得できます。
これまでの経験や職歴は問いません。

少しでも気になっているなら、まず相談からでも大丈夫。

その一歩が、新しい働き方へとつながるはずです。

ながの仕事物語編集部より

共和観光バスを取材して感じたのは、未経験者を受け入れる体制の手厚さと、現場の人の温かさでした。

飯田社長の「長く安定して働ける環境をつくること。それが一番大事」という言葉通り、定着率の高さや社員同士の関係性のよさが、会社の雰囲気としてそのまま伝わってきました。

勝山さんは農業への夢を持ちながら、中村さんはスキーと長野での暮らしを求めながら、それぞれが自分なりの理由でこの仕事を選んでいます。転職の動機も、歩んできた道も違う。二人に共通していたのは、自分で選んだことへの納得感でした。

その納得感が、二人が前向きに働いている姿にそのまま表れているように感じました。

変化を楽しめる人、人に気遣いができる人には向いている仕事。反対に、決まったリズムを重視したい人には難しさもあるかもしれません。自分で選んだ働き方に納得できる。そんな実感が得られる環境だと感じました。


共和観光バス株式会社 募集要項

募集職種

(1)バス運転士
(2)運行管理者

雇用形態・給与

雇用形態
(1)正社員/契約社員
(2)正社員

給与
(1)
正社員/月給20万円~40万円
※各種手当を含む総支給額です。
※担当業務により残業時間等が異なるため給与も変動します。
契約社員/日給6500円~1万2000円
※勤務が5h未満の場合は5h分の給与を保証します(日給6500円~7500円)。
(2)
月給20万円以上
※いずれも経験・資格・スキル等を考慮の上、決定します。

昇給
あり

賞与
あり(業績による)

待遇・福利厚生

社会保険完備
通勤手当(規定あり)
残業手当(大型バス・観光バス)
深夜手当(大型バス・観光バス)
宿泊手当
清掃手当
サロン手当
冬期期間特別手当
チケットレストラン制度
退職金制度
資格取得支援制度(全額負担※大型二種免許/規定あり)
制服貸与
再雇用あり

勤務地・勤務時間・休日休暇

勤務地
本社/長野県長野市三才673-1
※マイカー通勤OK(駐車場完備)

勤務時間
1年単位の変形労働時間制(1日あたり実働8時間)
※週平均実働40時間

《勤務時間例》
06:00~15:00
10:00~19:00
22:00~07:00
※上記はあくまで一例です。
※担当業務や運行スケジュールにより変動します。
※深夜は2名乗車の交代制あり

休日休暇
年間休日110日
月8日以上(シフト制)
有給休暇(10日~)
慶弔休暇

仕事内容

(1)バス運転士
長野発着のマイクロバス~大型バスの運転、乗車・降車のサポート、接客、アナウンスなど
(2)運行管理者
運行計画の組み立て、運行指示書作成、点呼、労務管理、問い合わせ対応、車両点検など

応募条件・求める人物像

応募条件
学歴・職歴・年齢・性別不問
普通自動車免許(AT限定可)をお持ちの方
※免許取得後2年以上の方

★大型一種・大型二種の免許をお持ちの方、運行管理者資格をお持ちの方は大歓迎!
★業務に必要な大型二種免許は資格取得支援制度を利用して取得可能!

求める人物像
運転が好きな方
バスドライバーに興味がある方
人と接することが好きな方
外出や旅行が好きな方
地域に貢献できる仕事をしたい方
一生モノの資格とスキルを身につけたい方

採用プロセス

募集期間
2026年1月27日~
※募集人数に達した時点で終了とさせていただきます。

採用予定人数
若干名

採用プロセス
ご応募・お問い合わせ

書類選考

面接(1回)

内定 
※試用期間3ヶ月

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企業情報・お問い合わせ

〒381-0081 
長野県長野市大字三才673-1
026-236-9779
採用担当:飯田

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