価値観採用？物語で採用？ってなんですか？
きっかけは、あの苦笑いでした
「うちの会社に魅⼒なんてないし、求⼈広告に何書けばいいのか…さっぱりわからない」
「写真を撮れと言われても、何を撮ればいいのかわからない。もちろん原稿も書けない」
社長が、目をそらしながらそう苦笑した瞬間――
私は胸を締めつけられました。
その表情には、地方の中小企業が抱える“採用の苦しさ”がすべて詰まっていたのです。
お金をかけても、人が来ない
「お⾦をかければ⼈は来る」
―そう 信じて 、多くの 企業が
⼤⼿求⼈媒体に 数⼗万、時には 数百万円を投じています。
エントリー数は、確かに増える。
でも届くのは―
連絡がつかない応募。
⾯接に現れない求職者。
内定を出した翌⽇の辞退連絡。
「これじゃ、現場は何も変わらない…」
さらに追い打ちをかけるように、こう⾔われる。
「採⽤サイトを作りましょう。100万円です」
勇気を出して投資した。デザインも凝った。
それなのに―応募は、 思うように増えない。
社⻑の机に置かれた請求書だけが、虚しく光っていました。
採⽤は、いつから”搾取”になったのか
型が決まった求⼈広告。
少し変えたいだけで、追加料⾦。
修正のたびに、また請求。
未来をつくるはずの採⽤が、いつしか『搾取される仕組み』に 変わっていた。
でも―
本当にこれでいいのでしょうか？
採⽤は、もっと⼈間的であるべきだ
条件や待遇だけでは、⼈の⼼は動きません。
本当に必要なのは―
どんな想いを持つ会社なのか。
どんな仲間と働けるのか。
どんな未来を描いているのか。
数字の裏側にある”⼈間らしさ”こそが、⼈と 企業を 本当につなぐのです。
もっと採⽤を楽にしてあげたい。
搾取されるのではなく、
【本質の採⽤】をしてほしい。
その想いが、『ながの仕事物語』を⽣み出しました。
でも、最初の1社は―――断られ 続けた
「物語で採⽤？そんなの本当に効果あるの？」
『ながの仕事物語』を⽴ち上げたとき、多くの企業に断られました。
「結局、お⾦かかるんでしょ？」
「今までと何が違うの？」
「うちには関係ない」
何社⽬だったか、もう数えるのをやめました。
このサービスは、間違っていたのだろうか？
⼼が折れかけたとき。
ある⼩さな製造業の社⻑が、こう⾔ってくれたのです。
「…⼀度、やってみようか」
そして、奇跡が起きた。
わずか3か ⽉後。
その会社に、エントリーがありました。
⾯接を経て、採⽤が決定。
社⻑は、電話⼝でこう⾔ってくれました。
「本当に、いい⼈に巡り合えた。ありがとう」
その声には、安堵と、希望と
―⻑年抱えてきた孤独が、
ようやく癒されたような温かさがありました。
私は、涙が⽌まりませんでした。
採⽤は、こうあるべきだ。
数字じゃない。戦いじゃない。
⼈と⼈が、想いでつながる瞬間だ。
その確信が、胸に深く刻まれた⽇でした。
物語でつながる、新しい採⽤のかたち
『ながの仕事物語』は、企業の声や働く⼈の姿、⽇常の⾵景を物語として伝えます。
求職者は「ここでなら働きたい」と、⾃然に感じられる。
採⽤を戦いではなく共感に変える。
これが、私たちの挑戦です。
⻑野から、⽇本の働き⽅を変える
都会のように⼤量応募は集まらない。
だからこそ―
地⽅から 「価値観採⽤」を 広げる 意味がある。
『ながの仕事物語』は、⻑野から始まる新しい採⽤のかたち。
そして、これからの⽇本の働き⽅を変えていくモデルになると、私たちは信じています。
求職者のみなさんへ
条件じゃない。
どんな人たちと、どんな想いで働くのか。
物語を読めば、面接前に会社の素顔がわかる。
『ここで働きたい』その気持ちを、大切に。
ながの仕事物語は、条件ではなく、「価値観」で人と企業をつなぎ、長く安心して、働ける未来をともに描いていく採用の物語です。