信州発、憧れの「バス運転士」の道で新たな未来へ|共和観光バス株式会社

制服に身を包み、白い手袋をはめて、大きなバスを自在に操る運転士さんに憧れたことはありませんか?

バス運転士は昔から子どもたちに人気の職業。令和へと時代が変わっても、その人気は衰えず、特別な存在として親しまれています。

実際、ランドセルの人工皮革を手がける大手化学メーカー「株式会社クラレ」が発表した『2024年版 新小学1年生の将来就きたい職業』でも、バス運転士を含む「運転士・運転手」は6位にランクイン。

※クラレアンケート 将来就きたい職業、就かせたい職業2024年

今回紹介するのは、そんな憧れの職業に未経験からチャレンジできる会社です。

長野県長野市にある「共和観光バス株式会社」は、地域密着型の貸切バス事業を中心に、観光、旅行、送迎といった幅広いサービスを提供しています。

1980年にレンタカー事業と旅行業を展開する「有限会社共和観光」としてスタートし、1996年に貸切旅客自動車運送事業の認可を取得。それを機に、貸切バスの運行や冠婚葬祭の送迎を行う「共和観光バス株式会社」を設立。

2009年には本社を篠ノ井から現在の三才へ移転し、東日本大震災やコロナ禍といった困難に直面する中でも立ち止まらず、地域の足としての役割を守り続けてきました。

また現在は、長野市と千曲市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「信州ブレイブウォリアーズ」のロイヤルパートナーとして、地域スポーツ文化の発展にも貢献しています。

「当社は、マイクロバスから小型・中型・大型バスまで、バリエーション豊富に取り揃えているため、お客様のさまざまなニーズにお応えできることが強み。今シーズンはインバウンド需要の増加もあり、過去最高収益を見込んでいます」

そう話すのは、代表取締役社長の飯田光治さん。前職はシステムエンジニアで、結婚を機にバス業界に転職したそう。

2024年問題で人手不足が深刻化しているバス業界。しかし、訪日外国人旅行者の急増や政府の観光立国政策などにより、バスの需要はますます高まっています。

そのため、多くのバス会社が人材確保に向けて、給与や労働時間などの待遇改善や資格取得支援に力を入れているんだとか。

「当社も大型二種免許の取得費用は全額会社で負担しているので、普通自動車免許があれば未経験からチャレンジできます。在籍している運転士の前職も警察官や自衛官、トラックドライバーなど、さまざまなんですよ」

共和観光バスでは、異業界からの転職者が多数活躍中。未経験者が多いながらも、運転技術の高さと接客サービスの良さは業界内でも評判とのこと。

2020年には貸切バス事業者安全性評価制度で一ツ星を取得し、2022年には二ツ星、2024年には最高ランクの三ツ星へ昇格。また、長野県プロドライバーコンテストの受賞者も輩出しているという。

「限られた時間の中で、お客様に安心して気持ちよく利用していただくために、安全運転はもちろん、臨機応変な対応やコミュニケーションも重視しています。なので、当社のバス運転士は接客業やサービス業に近い仕事と言えるかもしれません」

ここで、入社7年目の綿田さんにお話を伺いました。

綿田さんの前職はタクシードライバー。利用者が減少してきたことから転職を考え、共和観光バスの求人に興味をもったそう。

「前の会社で大型二種免許を取得していたので、その免許を活かせると思ったこと。また、冬でも当社のバスをよく見かけ、経営が安定していると感じたのが入社のきっかけです。さらに、家から近かったのもポイントでした(笑)」

入社後は座学研修に加え、先輩が横について実際の道路を走る運転研修も実施。

研修期間はその人の経験やスキルによって異なるそうですが、綿田さんの場合はタクシードライバーの経験があったため、約1週間で終了したとのこと。

「研修後は送迎バスからスタートして、徐々にステップアップしていきました。観光バスは行き先が多くなるので、ちょっと難しいんですよね。でも初めての運行は必ず先輩が同乗してくれるので、安心して運転に集中できました」

その後、約3~4カ月で独り立ちとなった綿田さん。前職とのギャップや大変に感じることはなかったのだろうか。

「タクシーとの違いは、乗る車が大きくなって、お客様が少人数から大人数になっただけですね。“接客”という点では変わらないので。それよりも健康管理や睡眠調整の方が大変かなと思います」

長距離・長時間運行の場合、深夜に走行することもあり、昼間に睡眠を取らなければならないそう。

「運行スケジュールは1週間先まで決まっているので、睡眠のリズムをつくったり、外食が多くなるときは食事が偏らないように気をつけたり。運転士の健康がお客様の安全につながるので、自己管理を徹底しています」

そんな綿田さんの仕事のモットーは『お客様とは近すぎず遠すぎず、程よい距離感を保つこと』だという。

前職のタクシードライバーのときにも意識していたそうで、心地良い関係を築くうえで重要なポイントなんだとか。

バス運転士の主な業務は、長野発着の貸切バスや送迎バスの運転、乗車・降車のサポート、接客、アナウンスなど。

仕事を通じて、社員旅行やグループ旅行、遠足、修学旅行、合宿、冠婚葬祭といったさまざまなシーンの思い出づくりをサポートします。

「運転は自然と上手くなるので、バスに興味があって、安全に運転できる方なら未経験でも大丈夫。あとは小さいころの夢がバス運転士だった方とか、プロ意識を持って取り組める方がいいですね」

共和観光バスが目指しているのは、お客様が旅行や移動を終えた際に“良かったね”と思っていただけるサービス。

だからこそ、ありがとうと言われるようなことが当たり前にできているかが大切なんだと綿田さんは言う。

「特にワンマン運行の場合は、運転以外にもやることが多いですからね。そんなときは自分でやる気スイッチを押して、プロモードに入ることを心がけています(笑)」

最後に、今後の目標とこれから入社される方へのメッセージをいただきました。

「もっと共和観光バスのことを知っていただくために、SNSでの発信を考えています。YouTubeやTikTokなどを活用して、バスの魅力を分かりやすく伝えることで、働きたい方や利用したい方が増えてくれると嬉しいです」

「この仕事は全国各地の観光地を訪れることができるので、空き時間には温泉やご当地グルメを楽しめます。またバス会社では珍しく、事前に希望を伝えれば98%の確率で休みが取れる点も特徴です。優しい先輩が丁寧に指導するので、少しでも気になった方はぜひ一度来てみてください!」

続いてお話を伺ったのは、入社4年目の山崎さん。

山崎さんは前職もバス運転士。以前勤めていた会社は、コロナの影響で事業の継続が厳しくなり、社長の紹介で共和観光バスへの転職を決めたそう。

「共和観光バスのことは前から知っていました。走っているバスの台数も多いですし、観光とか送迎とか仕事の幅も広くて。活動的なイメージがあったので、転職に不安はなかったですね」

「また、私が入社した2020年はバスに関する法律が変わったタイミングだったので、入社後の座学研修で改めて学び直しました。先輩が同乗する運転研修も行い、独り立ちまでは約1週間だったと思います」

山崎さんが転職して良かったと感じることは、通勤時間が短くなったことと人間関係のストレスがないことだそう。

「今までの通勤は片道1時間かかっていて、今はその半分以下。不規則な勤務なので、自宅が近いと何かと便利です。体を休めたり、睡眠を取ったり。健康管理が大切な仕事ですからね」

「あとは社内のアットホームな雰囲気が好き。仕事のことからプライベートのことまで何でも話しやすくて、年齢関係なく、みんな仲が良いです。仕事では気を張っていることが多いんですが、会社に戻ってくるとホッとします」

共和観光バスでは30代から50代の幅広い年齢層が活躍中。上司や先輩はフランクな人が多く、厳しい上下関係とも無縁なんだとか。

また、社長との距離も近く、インタビュー中には社員同士の交流を増やす提案をする様子も見られました。

「もっと社員全員で集まれる機会が増えるといいなと思います。年に一度みんなでお昼を食べる機会はあるんですが、体を動かすようなイベントもやりたいんですよね。座っている時間が長い仕事なので、健康のためにもそういった活動が必要かなと感じています。ぜひ、社長!(笑)」

そんな山崎さんに、この仕事の大変なところを聞いてみると、「お客様一人ひとりに合わせた対応」という答えが返ってきた。

「子どもの場合はシートベルトがきちんと装着できているか確認。高齢者の場合は乗り降りでの段差をサポート。また、外国人のお客様も多いので、基本的な英語も勉強しています。あとは、コロナやインフルエンザの感染対策として、こまめな清掃や消毒も欠かせません」

一方で、仕事のやりがいを感じる瞬間も多いそう。

「お客様から“ありがとう”と感謝の言葉をいただけることもそうですが、楽しそうな声が聞こえたり、笑顔を見られたりすると、本当に嬉しいです。安全で快適な運行を提供できたと実感できますね」

お客様満足度を何よりも大切にし、見返りを求めず努力を重ねる。

そうした山崎さんの姿勢が、バスを利用する多くの人たちに安心と信頼を届けているのだと感じました。

最後に、今後の目標とこれから入社される方へのメッセージをいただきました。

「まずは現状維持。技術やサービスの質を落とすことなく、お客様に安心していただける運行を続けていきます。また将来、自動運転が普及していく可能性もありますが、バス運転士として生き残り、小さな子どもたちに夢を与えられる存在でありたいと思います

「この仕事は、訪れる土地ごとのお客様と触れ合う機会が多く、その土地ならではの文化や人柄を感じられることも魅力です。運転が好きな方だけでなく、旅行が好きな方や活動的な方にも向いていると思います。ぜひ私たちと一緒に楽しい職場で働きましょう。お待ちしています!」

ちなみに共和観光バスの車両は、信州のシンボルをイメージしたデザインだそう。

紫と緑は長野県の県花であるりんどうの花、白は白樺の木、横に流れるラインは雷鳥を表現しているんだとか。

このデザインは、バスがたくさん集まる場所でも、分かりやすい・見つけやすいとお客様からも好評だそうです。

信州の魅力を背に、安全で快適な旅をお届けする共和観光バス。

進化する時代の中でも、運転士という仕事に誇りを持ち、次世代に希望をつなげる。

そんなやりがいあふれる仕事にチャレンジできる場所を、あなたの新たな出発地にしてみてはいかがでしょうか。


共和観光バス株式会社

募集職種
(1)バス運転士
(2)運行管理者

雇用形態
(1)正社員/契約社員
(2)正社員

給与
(1)
正社員/月給20万円~40万円
※各種手当を含む総支給額です。
※担当業務により残業時間等が異なるため給与も変動します。
契約社員/日給6500円~1万2000円
※勤務が5h未満の場合は5h分の給与を保証します(日給6500円~7500円)。
(2)
月給20万円以上
※いずれも経験・資格・スキル等を考慮の上、決定します。

昇給
あり

賞与
あり(業績による)

待遇・福利厚生
社会保険完備
通勤手当(規定あり)
残業手当(大型バス・観光バス)
深夜手当(大型バス・観光バス)
宿泊手当
清掃手当
サロン手当
退職金制度
資格取得支援制度(全額負担※大型二種免許/規定あり)
制服貸与
再雇用あり

勤務地
本社/長野県長野市三才673-1
※マイカー通勤OK(駐車場完備)

勤務時間
1年単位の変形労働時間制(1日あたり実働8時間)
※週平均実働40時間

《勤務時間例》
06:00~15:00
10:00~19:00
22:00~07:00
※上記はあくまで一例です。
※担当業務や運行スケジュールにより変動します。
※深夜は2名乗車の交代制あり

休日休暇
年間休日110日
月8日以上(シフト制)
有給休暇(10日~)
慶弔休暇

仕事内容
(1)バス運転士
長野発着のマイクロバス~大型バスの運転、乗車・降車のサポート、接客、アナウンスなど
(2)運行管理者
運行計画の組み立て、点呼、労務管理、問い合わせ対応、車両点検など

応募条件
学歴・職歴・年齢・性別不問
普通自動車免許(AT限定可)をお持ちの方
※免許取得後2年以上の方

★大型一種・大型二種の免許をお持ちの方、運行管理者資格をお持ちの方は大歓迎!
★業務に必要な大型二種免許は会社負担で取得可能!

求める人物像
運転が好きな方
バスドライバーに興味がある方
人と接することが好きな方
外出や旅行が好きな方
地域に貢献できる仕事をしたい方
一生モノの資格とスキルを身につけたい方

募集期間
2025年1月27日~
※募集人数に達した時点で終了とさせていただきます。

採用予定人数
若干名

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〒381-0081 
長野県長野市大字三才673-1
026-236-9779
採用担当:飯田

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