見えないところで、支える力。誰かのために働くということ|株式会社柏与ビジネスセンター

自分の仕事が誰かの役に立ったと感じられる瞬間。

「ありがとう」と感謝されることや、ふとした笑顔に出会えたとき。

そんな場面に心が動いて、「この仕事をやっていてよかった」と思える。

きっとそれは、どんな職業にも共通する喜びなのかもしれません。

今回訪れたのは、長野市・善光寺表参道の大門町。

歴史ある街並みに新しい風も吹き込むこの地に、創業から197年を数える「株式会社柏与(かしよ)ビジネスセンター」があります。

柏与ビジネスセンターへの訪問は、今回で2度目。

前回の取材では、OA機器の修理に携わるサービススタッフや営業の方のお話を中心に伺いましたが、今回は「経理スタッフ」の仕事に焦点を当ててみたいと思います。

表に出ることの少ない経理という存在が、いかにして会社を支え、仲間の信頼を得ているのか。

その姿に、働くことの意味をあらためて教えてもらった気がしました。

柏与ビジネスセンターは、和用紙や文房具の販売、OA機器の販売・修理、オフィス家具や印刷サービスなどを手がける会社。

善光寺表参道の西には「柏与紙店」、東には「柏与文具」と、2つの店舗を構えており、いずれも地域に根ざしたお店です。

創業はなんと江戸時代、1828年(文政11年)。

初代が善光寺村で雑貨商を始め、やがて3代目が善光寺大門町に構えた和紙店が、今も続いています。

長野市景観賞を受賞したという黒漆喰の蔵造りの建物は、まるで時間が止まったかのような風格を漂わせていた。

それでも一歩中に入れば、迎えてくれるのは気さくな笑顔。

時代が変わっても、人の温かさは変わらないのだと感じさせてくれる会社です。

取材で訪れたのは、この柏与文具が入っている建物。

右側にあるビルの入口から2階へ上がり、オフィスに向かうと、専務の清水さんと常務の小川さんが笑顔で迎えてくれました。

その後、お二人が呼んでくれたのが、今回の主役である経理スタッフの芳川さん。入社して15年目を迎えるベテランです。

「もともとは柏与文具のパート募集を見て応募したんです。そしたら面接のときに、『2階のオフィスの方が向いてるんじゃない?』って専務に言われて(笑)」

それが、経理の仕事を始めるきっかけ。

まったくの未経験だったが、週5日しっかり働きたいという気持ちがあり、挑戦してみることにしたそうです。

「入社してからは、先輩が本当に丁寧に教えてくれました。最初の1年はわからないことだらけでしたけど、少しずつできることが増えていくのが楽しくて。1年経つ頃には、全体の流れが見えてくるようになりました」

芳川さんが担当しているのは、請求書の作成、振込処理、入金管理、決算業務など、いわゆる会社の“お金”に関わること。

派手さはないけれど、正確さと丁寧さが求められる、大切なポジションです。

「経理の仕事って、ミスがあったら大変。でも一円単位までピタッと数字が合ったときは、すごく気持ちがいいんです」

そう話す芳川さんは、どこか誇らしげ。

目立つことはなくても、会社の屋台骨を支えているという自負が感じられます。

「経理の数字って、営業やサービススタッフの動きにも直結するんですよ。たとえば売上の締めや請求に関わる部分で、経理がきちんと処理していないと、お客様との関係にも影響してしまうことがあるので」

そんな話を聞いていると、ふと、前回の取材で聞いたサービススタッフ・北原さんの言葉を思い出しました。

「現場でトラブル対応がスムーズにできるのも、部品の手配や請求関係をしっかりやってくれている人たちがいるからこそ。そういう意味で、経理の方は本当にありがたい存在です」

さらに営業の新海さんもこう話していました。

「経理がしっかりしているから、僕たちも安心して外に出られるんです。数字が揃っていると提案もしやすいですし、スムーズなやりとりができるのは経理のおかげです」

直接顔を合わせることは少なくても、社内での信頼は確かに築かれている。

まさに、見えないところで支える仕事だと思いました。

仕事で大切にしていることを尋ねると、「スピードと正確さのバランスですね」と芳川さん。

急がなければならない場面もあるけれど、絶対にミスは許されない。

だからこそ日々、緊張感を持って業務に向き合っているそうです。

「あと、経理って黙々とやるイメージがあるかもしれませんが、意外と社内とのやりとりが多いんです。“ここの数字が合わないけど、なにかありましたか?”みたいな確認とか。だから、コミュニケーションも大事なんですよね」

現在は営業サポート業務にも関わっていて、幅広い分野で活躍中。

『もっとこうしたら効率が良くなるかも』と感じたら、自分から意見を出すことも多いといいます。

「ここは、社員の声をちゃんと聞いてくれる会社です。“やってみたい”って言えば、“じゃあやってみよう”って言ってくれる環境があるんです」

その話を受けて、採用担当の小川さんもこう語ってくれました。

「当社のスローガンは『真心を売る』と『報連相』なんです。モノを売るだけじゃなくて、“コト”を売る。お客様が困っていたら、一緒に考えて解決する。それでも難しい時は、社内に相談する。うちにはいろんな強みを持った先輩がたくさんいますから。だから、報連相がすごく大事なんです」

時代とともに提供するサービスの内容は変わっても、お客様と真摯に向き合う姿勢や、社内の連携を大切にする文化は、ずっと変わらず受け継がれてきたと言います。

そうした想いの積み重ねこそが、創業197年という歴史を紡いできた理由なのかもしれません。

「今回募集する経理スタッフは、細かい作業が好きな方、コツコツ取り組むのが得意な方に向いていると思います。もちろん、最初から完璧にできる必要はありません。一緒に働く仲間がしっかりサポートしますので安心してくださいね」

柏与ビジネスセンターの社内には、20代から60代まで、幅広い年齢層のスタッフが在籍している。

フラットであたたかな関係性が特徴で、“上司と部下”というよりも、“仕事仲間”としての距離感が心地よいといいます。

「当社には社歴や年齢に関係なく、何でも話せる雰囲気があります。わからないこともすぐに相談できるし、私自身もそういう場づくりを大事にしていきたいと思っているんです」

最後に、芳川さんにこれから入社する人へのメッセージをお願いしました。

「数字に向き合う仕事ではありますが、それ以上に“人”とつながる仕事だと思います。自分の処理ひとつで誰かの仕事が円滑に進むこともあるし、逆に迷惑をかけてしまうこともある。だからこそ、責任感を持って働ける方と一緒にやっていきたいですね」

仕事の成果が目に見えるとは限らない。

けれど、それでもなお、「誰かのために」と思える人にとって、この仕事はきっと、誇りになるはずです。

仕事にはいろいろな役割があります。

目立つ人もいれば、縁の下で支える人もいる。けれど、どちらが欠けても、会社はうまくまわりません。

今回の取材を通じて、改めてそんな当たり前のことを実感しました。

もし今、「何のために働くのか」「自分の役割って何だろう」と悩んでいる人がいたら。

柏与ビジネスセンターを訪ねてみてください。

誰かのために働くことの意味を、きっと思い出させてくれるはずです。


株式会社柏与ビジネスセンター

募集職種
経理スタッフ

雇用形態
正社員

給与
月給168,000円~
※経験・スキル等を考慮の上、決定します。

昇給
年1回

賞与
年2回

待遇・福利厚生
社会保険完備
通勤手当
役職手当
資格手当
退職金制度
資格取得支援制度

勤務地
本社/長野県長野市大字長野大門町532
※JR長野駅より車で約6分、徒歩で約20分
※長野電鉄権堂駅より徒歩で約10分
※アルピコ交通善光寺線バス停「花の小路」から徒歩1分
※マイカー通勤OK

勤務時間
8:30~17:30(休憩60分)

休日休暇
年間休日126日
完全週休2日制(土・日)
祝日
GW
夏季休暇
年末年始休暇
慶弔休暇
有給休暇(10日~)
産休・育休

仕事内容
経理スタッフ
毎月の売上・入金等の確認業務、請求書作成、決算業務
営業部門と連携を取りながら進めていきます。

先輩社員によるOJTでイチから丁寧に教えていきます。
分からないことはすぐに聞ける環境がありますので
安心してご応募ください!

応募条件
高卒以上
普通自動車免許(AT限定可)
経理や事務の経験がある方は歓迎します。

求める人物像
人と接することが好きな方
何事も前向きにチャレンジできる方
チームワークを大切にできる方
明るい対応が出来る方

募集期間
2025年6月20日~
※募集人数に達した時点で終了とさせていただきます。

採用予定人数
若干名

採用プロセス
ご応募・お問い合わせ

書類選考

面接(1~2回)

内定 
※試用期間3ヶ月

https://www.kashiyob.com

柏与紙店・柏与文具【公式】
https://kashiyo-washi.com/

↑ぜひこちらもご覧ください。

過去の記事はこちらから
笑顔につながる仕事をするために、お客様にも社内にも「真心」を持って接する

<企業情報・問い合わせ>
〒380-0841
長野県長野市大門町532
026-233-1181
採用担当:小川(オガワ)

よかったらシェアしてね!
目次